そして伝説になった
ものごころついた時には坂本龍馬は伝説だった。
でも、私はおそらく伝説は美化されていると考えた。
だから現実の目標が欲しかったのだ。何十年も探した。
彼は35年ほど前から活躍していたが、私が目を向けたのは15年ほど前。
それまでは実はBeatlesだったのだが、自分の中では少し違和感があった。
私は技術屋なのだ、しかし芸術分野も少しかじりたい。
だけど、そんなことが通じるような世の中ではなかった。
彼は本物のモノづくりとビジネスが比例することを実際に見せてくれた。
良いものは絶対にあるはず、だけど自己満足で作るものには説得力は無い。
確固たる信念で作った製品は世界中が認める。
そして世界を変えるほどのモノを創れば言葉は要らない事を証明した。
彼はMacを創った時から、現在を見ていたに違いない。
自身の夢を信じて、命を削ってすべてを実現したのだ。
実利主義のかの国で、これは奇跡と呼ぶに等しい。
でもその奇跡さえも創ってしまうカリスマは、世界中を探しても、いまは見えない。
こんなことは何度も繰り返してきたはずだ。
それを、今また気づかせてくれるのだ。
あなたは何をしたいのか?
あなたは何を伝えたいのか?
あなたはどのように生きたいのか?
それが痛いほど伝わってきて、自分の生き様を考えさせられるのだ。
彼は伝説になった、やっぱり私も彼を美化してしまうのだろう。
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