梨花女子大学
三田から友人が遊びに来ると云うので、ソウルまで出かけました。
ここは韓国一の名門女子大学で、世界でも最大規模の大学だそうです。
時間があったので、有名な建築物を見学したいと思って足を延ばしました。
偶然だったのですが、ちょうど建築学科の卒業設計展も開催されていて、かなりの時間をここで取ってしまいました。
建築学科には卒業論文の代わりに卒業設計と云う最大の課題があって、およそ半年間はこれに集中します。
1枚のパネルと模型、このように目で確認できる成果は手を抜くとすぐに判ってしまうのですが、この中にすべての主張を収める苦労も楽しいものです。
建築学生の素直な夢を感じて、改めて若者たちを見直しました。
正直なところ学生たちはもう夢を無くしてしまったのではないかと心配していましたが、少なくともこの大学の若者は違いますね。
私の卒業設計のテーマは三宮駅前開発でした、実はいまの駅前はほぼ私の提案通りなんです。
当時はまだ国際港の色彩もあったので、ミント神戸の部分はホテルを計画しました。
駅周辺にはバス停が散らばっていたのでバスターミナルとして集約し、今の三田駅前構想と同じようにペデストリアンデッキを提案して、当時「そごう」が三宮では一番元気だったのでそのデッキは当然繋ぎますよね。
およそ40年前の工業高校建築科の高校生の夢を思い出しました。